学生時代の後悔トップ3と「今から」でもできること

学生時代を振り返ってみると、「あの時にもっとやっておけばよかった」と後悔することが誰しもあるものではないかと思います。
人材派遣業のR&G社の調査によると、社会人の9割以上が「学生時代にやっておけばよかったことがある」と答えたそうです。
では、具体的にどんなことを後悔しているのでしょうか。
社会人の9割が後悔する「やっておけばよかったこと」
調査結果によれば、まず第3位が「アルバイト」(17.1%)。
確かに私もろくにアルバイトはしないまま社会人になったので、わかる気がします。
私の場合は、しなかったというより「できなかった」というのが正しいですかね。
短期大学だったので物理的に時間もあまりなかったのですが、さらに国家資格をふたつも取得して卒業するために、2年間で約120単位を取得しなければならない驚異的な忙しさでした。
ご存知の方も多いと思いますが、ふつう4年制大学の卒業要件の基準が124単位です。
2年間でそれに等しい単位を取得するのですから、バイトしている余裕など皆無でした。
そして後悔していることアンケート第2位が「資格取得」(26.0%)。
これまた納得の順位ですね。
これについては、おかげさまで学生時代に2つの国家資格を無事に取得して卒業しましたが、実際には新卒のときは他職種に就いたため、卒業から20年近く「宝の持ち腐れ状態」だったのです。
のちにちゃんとその国家資格は生かされ、学生時代の苦労は無駄にならずに済みましたが、、、。
そして、アンケートで学生時代にもっとやっておけばよかったことの堂々第1位は「勉強」(32.9%)でした。
これは第2位の資格取得にも通じています。
アンケートでは「アルバイトをしておけば社会人経験を積めた」「資格を取っておけば仕事の選択肢が広がった」といった意見が多く見られたようです。
特に1位の「勉強」に関しては、「人生の選択肢が広がったかも知れない」という物理的な理由も多かったようですが、中には「もっと頑張れた」という、自分の精神に対する後悔を挙げている人がいることに共感を覚えました。
社会人になるとなにかと時間に縛られ、自由に学ぶ時間がかなり限られてしまうため、自由な時間がたくさんあって学ぶ環境も揃っていたであろう学生時代がどれだけありがたかったのかを痛感します。
でもきっと、もう一度あの頃に戻ってやり直しを試みても、また数10年後に同じことを後悔していそうな私です。(笑)
後悔しないために、学生時代に大切なこと
とはいえ、やはりこの調査結果を見て改めて思うのは、学生時代がどれだけ「自由に選び、挑戦できる貴重な時間」であるか、ということです。
ただ、実際に学生時代にその価値に気づくことができるかというと、それはそれで難しい。
目の前の楽しさや忙しさに流されてしまうことが多いのも事実です。
どこかの歌詞ではないけれど「青春時代の真ん中は、道に迷っているばかり」で、ほんと後悔まみれです、いまの私。。。
特に「勉強」をもっとすればよかったという後悔は、学歴やその後のキャリアの選択肢に直結するため、人生に大きな影響を与えるもの。
個人的には学生時代に「明確な目標を持って努力すること」ができなかった後悔が大きいかな。
先ほど国家資格2つを取得して卒業したと書きましたが、その後すぐにその職に就かなかったことでもわかるように、「明確な夢」「なりたい自分への大きな目標」ではなかったのです。
なので現役学生の皆さんにはぜひ、「この資格を取って将来に活かしたい」「この分野の知識を深めて夢を叶えたい」といった具体的な目標を見つけて頑張ってほしいなと思います。
そうすれば勉強のモチベーションもぐんとアップしますよね。
ただなんとなく「とりあえず勉強しなければ」「卒業単位に含まれているからこの資格を取らなければ」という意識ではなく、「何のために勉強するのか」を考えることが大切。
今だからこそ強く感じています。
50代からでも夢を叶えられるのか?
今回このアンケート記事を読んでいて、自分自身も「もっと勉強しておけばよかった」「明確な目標を持って本気で努力してみたかった」と強く感じたわけですが、それは「夢を叶える」という経験をしてみたかったということでもあります。
決してネガティブなことばかりの人生ではないけれど、何かに向かってがむしゃらに頑張ったこともなく。
どこか器用貧乏なところがあって、求めずして認められ、自発的に夢や目標に向かっていくという努力とは無縁といいますか、、、なんか残念な人生。(笑)
もちろん「今からでも遅くない」という考え方もあります。
50代だからといって、新しい挑戦ができないわけではありません。
むしろ、これまでの経験や知識を活かしながら、新しいことに挑戦できる年代でもあります。
「本気で努力すること」を今からでも始めれば、それがどんな形であれ、自分の人生に大きな意味をもたらすのだと思います。
思ってはいますが、もう一人の自分が囁きます、、、
「言うが易し」よね、と。
そんなことを言っているうちは、この世で夢を叶えることはないだろうと悟っている今日この頃です。(笑)
まとめ
今回のアンケートで学生時代の後悔として多くの人が挙げたのは、「もっと勉強しておけばよかった」「資格を取ればよかった」「アルバイトをして社会経験を積めばよかった」というものでした。
しかし、これらの後悔にはどれも「目標を持って、それに向けた努力をすることが足りなかった」という共通点があるように感じます。
この年になって過去を振り返れば、人生なんて後悔ばかりかもしれませんが、大切なのは「今から何ができるか」なんですよね。
50代でも夢を追いかけることは可能です。
「何かをやりたい」と思ったときに、躊躇せずそれを行動に移せる自分でいたいものですね。