白いお皿はフランス製?ヤマザキ春のパンまつりと「白いお皿」の魅力

毎年春になると、パン好きの間で盛り上がる恒例イベント「ヤマザキ春のパンまつり」。
2025年で45周年を迎えるこのキャンペーンは、対象商品の購入でシールを集めると、特典として「白いお皿」がもらえるというシンプルながら魅力的なものです。
私自身もこのお皿が大好きで、ここ数年、毎年シールを集めてはお皿を手に入れてきました。
でも実は、このお皿がフランス製であることは知らなったのです。
〔参考記事:集英社オンライン「ヤマザキ春のパンまつりの噂」〕
白いお皿の歴史とこだわり
1981年に始まったこのキャンペーン。
そもそもなぜパンの購入特典として白いお皿を選んだのでしょうか?
その理由は、「朝食にパンを食べるという習慣にマッチするアイテムとして、おしゃれで実用的な白いお皿を提供する」という発想から白いお皿が選ばれたのだそうです。
そしてパン文化の本場である、フランスのデュラン社(現:アルク社)製の強化ガラスの皿が採用されたのです。
私も好んで使わせていただいているこのお皿は、とってもシンプルながらどこか高級感があり、どんな料理も邪魔しないデザインが特徴です。
また、材質には全面物理強化ガラスが使用されているということで、一般的な陶器のお皿よりもかなり丈夫で割れにくいです。
そのせいか、巷では「他のお皿とぶつけると割れる」「二階から落としても壊れない」といった都市伝説がネット上で囁かれているそうですよ。
その真相について、集英社さんの取材に対してヤマザキの担当者さんは「確かに一般のガラスより丈夫ですが、決して割れないわけではない」と答えています。
因みに我が家の「白いお皿」はまだ割れたことがありません。
フランスの村を救う?白いお皿をめぐる噂
白いお皿に関するユニークなエピソードが紹介されていました。
「フランスのある村では、このキャンペーンのおかげで経済が成り立っている」というものです。
45年もの間、このパンまつりキャンペーンのために毎年ものすごい数のお皿が日本へと出荷されているのですから、そんな噂にも頷けます。
ただ、実際には年間約1,200万枚がプレゼントされるものの、それが村全体を救うほどの影響を及ぼしているわけではないと、担当者さん。
それでも1,200万枚ってものすごい数字ですよね。
日本のパンまつりキャンペーンが、フランスの企業にとっても重要な大型契約であることは間違いでしょうね。
あと、「余ったお皿を割るバイトがある」なんていう信じがたい噂もあるようですが、さすがにこれはヤマザキの担当者さんも完全否定。
お皿は需要に応じて分配・管理され、無駄が出ないように細かく調整されているとのことです。
毎年異なるデザインの理由
このキャンペーンの魅力の一つは、上質でシンプルなお皿が「もれなく」貰えることにあるわけですが、毎年少しずつデザインの違うお皿であることも人気の理由でしょうね。
私も毎年、どんなデザインのお皿が登場するのか楽しみにしているクチです。
これは長年継続して実施し続けるための工夫の一つだそうです。
フランスのメーカーと協力し、流行やトレンドを考慮しながら新しいデザインを決めているとのことでした。
基本的にはこの「白いお皿」のシンプルさが長年愛される理由であり、この基本的なコンセプトはこれからも維持していくとのこと。
個人的にもこのシンプルさに魅かれているので、ぜひ、継続していただきたいです。
因みに、私がこのキャンペーンに参加し始めたのはここ数年なので知らなかったのですが、過去に1度だけ柄入りのお皿があったそうで、1997年の長野オリンピックのマスコットが描かれた特別デザインが採用されたとのこと。
でも、ヤマザキのホームページで紹介されている「白いお皿」の歴史には、真っ白なお皿しかないのは何故でしょう、、、。
これからも続く春のパンまつり、まとめ
1981年から続く「ヤマザキ春のパンまつり」は、45年の歴史を経て今もなお高い人気を誇っています。
パン売り場へ行くと、お皿欲しさについついパンを買い過ぎてしまう春です。
企業のキャンペーンの「わな」にまんまと嵌められております。(笑)
でも、それだけ白いお皿の品質の高さや実用性、毎年登場する新しいデザインに魅力があるから仕方がありません。
今年もまた新しい「白いお皿」を手に入れるべく、せっせとヤマザキパンを買ってシールを集めています。
このお皿がフランスからやってくることを知った今、さらに愛着が増しました!
これからもこの素敵なキャンペーンが続いていくことを願いつつ、朝食の時間をより楽しくしてくれる「白いお皿」とともに、素敵な春を迎えたいと思います。